DK-21M Nikon マグニファイングアイピース

 今回は「Nikon DK-21M」のマグニファイングアイピースを購入した事について書きたいと思います。このアイピースは、ファインダー部に取り付ける、拡大レンズが内臓されているものです。

スポンサーリンク

はじめに

 野鳥撮影のためにKenko製の2倍テレコンを購入し、オートフォーカスが出来ないため、マニュアルでフォーカスを合わせたり、マクロレンズ使用時にマニュアルでフォーカスを合わせたりするとき、どうしてもよく見えないことが有るのです。そこでマニュアルでもよく見えるように何か良いものがないかと探したとき、このマグニファイングアイピースというものを知り、いろいろと調べてみました。

 このマグニファイングアイピースは、純正のNikonだと二種類有り、DK-17Mはそれだけでは装着することが出来ず、他にもなにやら揃えなくてはいけないみたいで、価格も結構するため止めました。Nikon以外にも倍率が変更出来るものが有ったりしたのですが、どれもイマイチっぽいので、単独で装着出来るDK-21Mを購入したのです。Johshinで1,300円でした

DK-21M 製品概要

 このDK-21Mは1.17倍という微妙な倍率ですが、Nikon機のファインダー部に単独で簡単に装着出来ます。1.17倍という倍率は、ファインダーを覗いて四隅や下の各種情報が見えにくくなるということもなく全体が見え、言われなければ倍率が違う事すら気付かないほど違和感のない見え方をします。実際、私もDK-21Mに変えていることを忘れてしまうほどです。恐らく1.17倍という微妙な倍率は、違和感なく使えるギリギリの倍率なんじゃないかと思います。これ以上倍率を高くすると、中央部はよく見えますが、四隅が見えなくなったり、下の各種情報が見えなくなったりするのだと思います。実際、私の持っているNEEWER製の1-2.5倍アングルファインダーの2.5倍で見ると、中央部しか見えないですからね。詳しくは「NEEWER 1x-2.5x アングルファインダー」の記事を見て下さい。

DK-21M 外観

 小さい部品のため、説明書と一緒に袋に入っていました。

DK-21M パッケージ

 袋から取りだして覗く方の表側を撮ったものと、カメラボディーへ取り付ける裏側を撮ったものが下図です。

DK-21M 表面

DK-21M 裏面

 裏面を見るとわかるのですが、拡大用のレンズを間に挟み、ネジで留めてあります。その為、アイピースに厚みがあります。どれくらいアイピースに厚みが有るかと、形がどう違うかを、D7100に付属しているアイピースと並べて撮ってみました。

DK-21M 表面を比較

DK-21M 裏面を比較

DK-21M 横から比較

 D7100のものと比べて覗く穴が小さく、全体の形も小さく四角形です。厚みは倍くらい有ります。

DK-21M 装着

 実際にD7100に装着した画像が下図です。横から見ると結構出っ張っているのがわかると思います。装着は結構きつめでしっかり留まります。

DK-21M D7100に装着

 D7100付属のアイピースとDK-21Mを、それぞれ装着したところの画像が下図です。結構見た目から違います。

D7100の純正アイピース

DK-21MをD7100に装着

 D5100にも装着してみたのですが、レビューで書かれているようなバリアングル液晶ディスプレイと干渉してディスプレイが開かないということはなかったです。D5100では問題なく使えました。

まとめ

 実際に変えてみて、劇的によく見えるようになったということはないですが、野鳥撮影をマニュアルフォーカスで使っていて、あともう少しハッキリ見えたらという場面が結構有ったため、倍率はほんのわずかの違いですが、ピント合わせのしやすさは結構違ったりします。一時期はアングルファインダーの2.5倍で見ようかとも思ったのですが、さすがにアングルファインダーだと安定しないため、ブレにシビアな野鳥撮影には向かないと諦めました。

 マグニファイングアイピースの機能とは少し違うのですが、付属のアイピースに比べて厚みが有る分、カメラ本体から顔を離せるため、ディスプレイに鼻息が当たってディスプレイが曇るということが少なくなりました。結構気になってたんですよねw

スポンサーリンク