Neewer 72mm NDフィルター 超薄型 ND1000

 今回は「Neewer 72mm NDフィルター 超薄型 ND1000」を購入した事について書いてみたいと思います。NDフィルターは、72mmフィルターセットに入っていたND-2/ND-4/ND-8と、Kenko製の52mm径ND16/ND400も持っているため、この辺との比較もしてみようと思います。

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はじめに

 このND1000は、Neewerにしては珍しく?単品での販売です。しかし、フィルター径72mmでND1000ともなると、Kenkoなどのメーカーだとそこそこの価格になるため、Neewer製は破格とも言える価格です。NDフィルターには暗さを変えられる可変式のものも有りますが、レビューを見るとあまり評判が良くないため、単体のこちらを選んでみました。なんといっても絞り10段分の減光にあたるND1000というのが魅力でした。

外観

 入れ物は、Kenkoなどのフィルターが入っているプラスチックのケースだけでなく、厚紙の箱の中に、マイクロファイバーのクロスと説明書と一緒にプラスチックのケースが入っていました。さらにそのプラスチックのケースの中に、フィルターがきっちり入るようにクッション素材も入っていました。その様子を撮影したものが下図です。ちょっと高級感があります。

NEEWER ND1000 セット内容

実写

 今回は「Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」のレンズを使って撮影し、フィルター無しの状態と、Kenko製のND16とND400とNEEWER製のND1000を使って比較してみます。Kenko製のNDフィルターは52mm径ですが、NEEWER製のは72mmなので、ステップアップリングを使って取り付けます。被写体は以前、このブログでも書いたLEDクリップライトの照明をON/OFFの両方で撮影しました。ISO感度を100、絞りをf/8に固定して、シャッタースピードがどの程度変わるか見ていきます。

 まずはLEDクリップライトの照明をOFFにして、フィルター無し・ND16・ND400・ND1000のそれぞれで撮影してみました。

フィルター無し シャッタースピード 2秒

ND16 シャッタースピード 20秒

ND400 シャッタースピード 20秒

ND1000 シャッタースピード 20秒

 シャッタースピードは30秒までいくはずなのですが、フィルター無し以外は何故か20秒までしかいきませんでした。その為、NDの数値が大きくなるほど暗くなってしまいました。フィルター無しは当然きちんと写りましたが、ND16は少し暗く、ND400だとほぼ真っ黒でよく見ないとわからないほど、ND1000になると真っ黒です。

 次にLEDクリップライトの照明をONにして、こちらも同様にフィルター無し・ND16・ND400・ND1000で撮影しました。

フィルター無し シャッタースピード 1/640秒

ND16 シャッタースピード 1/30秒

ND400 シャッタースピード 1.3秒

ND1000 シャッタースピード 2.5秒

 結果は、写真だけを見るとすべて同じ写真に見えますが、NDの値が大きくなるにつれ、順調にシャッタースピードも遅くなっていきました。ND1000だけホワイトバランスが違うのが気になりますが、NEEWER製だからか、シャッタースピードが遅いからか、暗すぎてきちんと測定出来なかったのかはわかりませんが、この程度なら誤差の範囲で、微調整でなんとでもなるので問題ないです。

まとめ

 以上、とりあえずNDの違いでどの程度シャッタースピードが変わるかを検証・比較してみました。今度は滝でも撮影に行きたいところですが、西日本豪雨でそれどころじゃなくなりました・・・。

 とりあえず、随分前に滝を撮影に行ったときの写真を掲載します。NDフィルターを使うとこんな写真が撮れます。

NDフィルターで滝

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