撮影用の照明について

今回は撮影時に使っている照明についてですが、撮影スタジオなんかで使われているような本格的な照明ではなく、家で物撮りに使っている、一般的な学習机なんかにも使えるような照明を撮影用の照明として使っています。

はじめに

家で商品などを撮影するとき、三脚にカメラをセットし、ISO感度は100で固定して長秒露光で撮影しているのですが、暗くてピントが合わなかったり、見せたい部分が影になって暗くなったりするときがあるため、状況に合わせて照明を使っています。以前の記事でも書いたのですが、ダイソーの携帯LEDライトを補助として使うこともありますが、今回は、固定して使うクリップライトについて書いていきます。

概要

クリップライトはYAZAWA製の「CLX605WH」で、電球はPnasonic製の「LDA6D-H/2LED」のLED電球を取り付けて使用しています。クリップライトは60Wまで使えるもので、LED電球は40W型相当の昼光色で6.3Wです。消費電力は少ないですが、結構な明るさがあります。

まずはそれぞれの単独の状態を撮影したものから。

クリップライト LED電球

クリップライトとLED電球

下側からソケットの中を撮影したものです。

クリップライト 中側

クリップライトの中側

電球を取り付けたところ。

クリップライト LED電球 取り付け

クリップライトにLED電球を取り付け

まぁ掲載するほどのものでもないですねw

設置

設置は本棚の棚の部分にクリップで取り付けています。

クリップライト 棚 取り付け

クリップライトを棚に取り付け

照明を点けた状態を撮影したものです。これは暗闇で撮影した訳ではなく、照明の明るさに露出を合わせたため、電球以外が真っ暗になった状態です。ちなみに、上図を撮影したときとは時間が違います。上図は昼間ですが、下図は夜です。

暗闇 クリップライト

暗闇のクリップライト

実写

実際に撮影したとき、どの程度の違いが出るかを検証してみました。撮影状況は「Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR」の標準ズームレンズを使って三脚に固定し、ISO感度を100に固定してシャッタースピードの違いを見てみます。ホワイトバランスは自動で、測光モードはマルチパターン測光、絞り値はf/8です。撮影は昼間に行い、被写体はキャンドゥで購入したハリネズミの置物です。

まずは照明無しの状態で撮影したものです。窓際なのでわずかに影が出来ています。そしてシャッタースピードが1/1.6秒という手持ちではブレブレになるシャッタースピードです。

照明無し シャッタースピード 1/1.6秒

照明無し シャッタースピード 1/1.6秒

次にクリップライトを本棚に設置して、右上から照明を当てて撮影したものです。当然左下に影が出来て、ハリネズミにも影が出来ています。色合いが青っぽいですが、照明の色温度に合わせてホワイトバランスを調整すれば問題無いと思います。今回使用しているPanasonic製の昼光色のLED電球は、調べてみると色温度が6700Kらしいのですが、その通りに調整するとかなり赤っぽくなります。自分で丁度良い色になるように調整していると、何が正解なのか分からなくなったので、結局撮影したままの色温度で掲載しました。シャッタースピードは1/4秒まで上がりました。それでも手持ちではブレブレになるシャッタースピードですね。

上から照明

上から照明 シャッタースピード 1/4秒

次にカメラ側の真正面から照明を当てて撮影したものです。正面から照明を当てると、影が後ろに出来て、被写体は明るくなるけど背景や回りが暗くなるという、フラッシュを焚いたときと同じような写りになります。この方法が一番シャッタースピードが早くなりました。といっても手持ちでは無理なシャッタースピードですね。

正面から

正面から照明 シャッタースピード 1/30秒

まとめ

照明を当てると影の出来具合に差が出ますが、極端には明るくならないですね。もっと近くから当てるとか、もっと明るい電球を使うとかすると違ってくるのかもしれません。照明を点けると明るく感じるのですが、カメラで撮るとそれ程でもないという結果になりました。夜の蛍光灯下ではもっと差が出るんでしょうけどね。シャッタースピードよりAF精度に差が出てきます。被写体によっては迷いまくってピントが合わないってことが結構あるため、そういうときは照明を点けるようにしています。やはり太陽の力は凄いってことを改めて感じます。

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