夾竹桃

 広島市の市の花でもある夾竹桃です。夏に咲く花で、広島市では原爆が落ちた後、数十年は草木が育たないと言われましたが、いち早く花を咲かせて復興の励みになったと言われている花です。この木は日本のものではなくインド原産です。

 今回は「Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」のマクロレンズを使って撮影しました。撮影場所は瀬野川の河口付近の道路沿いの街路樹です。

 この花は、桜みたいに一気に咲くのではなく、少しずつ順番に咲いていくので、枯れた花と咲いている花が混ざっています。

 まずは夏らしく青空をバックに木の頂上付近を写したものから。葉っぱの方が多くて花は少ないです。

40mm ISO 100 f/7.1 SS 1/250s

 今回は焦点距離40mmなので、低いところに咲いていた花を撮ってみました。これを見て分かるように、咲いている花もあればつぼみもあり、枯れている花もあります。もう少し一度に沢山咲いている時期を狙えば、もうちょっと豪華に見えるようになる?

40mm ISO 250 f/7.1 SS 1/250s

 そして寄って撮ったところです。焦点距離40mmだと、かなり寄らないと大きく写せないのが難点です。その点、焦点距離105mmなんかだと楽なんですけどね。この場所も、木の下に草が生えていてあまり近づけない場所だったので、カメラを持った手を伸ばして撮影しました。下の写真は、上の写真の花の中心部分を等倍に切り出したものです。こうやって拡大してみると、中心部分が面白い形をしているのが分かります。

40mm ISO 100 f/3 SS 1/1000s

上の写真の等倍切り出し

 この夾竹桃が並んで植えられている様子を撮影したものです。こうやってみてもあまり花が咲いてません。手前の木が比較的咲いているくらいです。

40mm ISO 100 f/7.1 SS 1/400s

 夾竹桃の花、葉、枝、根、果実すべての部分と周辺の土壌には毒があるらしく、知らずに使うと中毒になるので注意しましょう!燃やしたりしても毒素が煙に混じるため、吸い込むと危険らしいです。長崎県の佐世保市でも市の花に指定されていましたが、毒性を理由に指定を解除されたくらいです。

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