「SIGMA USB DOCK」を購入

 以前の記事で、D7100のファームウェアを更新したことを書きましたが、それにより「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」が動かなくなったのです。その対応として「USB DOCK」を購入した事について書きたいと思います。

はじめに

 状況としては、2018年2月末に公開されたD7100用のファームウェア Ver. 1.04へ更新した後、「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」のレンズを装着すると、サブモニターの「AF-A」表示が点滅し、手ブレ補正も入らないしAFも動作しないという状況になったのです。更新するまではきちんと使えてました。

情報収集

 そこで色々調べてみると、価格.comにまったく同じ症状の人が居ました。しかも私がファームウェアを更新する随分前に書き込まれてました。この書き込みに早く気付いていれば更新しなかったかもしれないのに・・・。そこに書き込まれていた情報は、シグマのカスタマーセンターに連絡すると、送ってくれればファームウェアを更新するということだったので、その人は送ったみたいです。他のシグマのレンズでも同様の症状が出ているものがあるらしいです。しかし、それらすべてシグマに送るとファームウェアの更新をしてくれるみたいです。

購入

 レンズのファームウェアを更新すれば動くようになるという情報を見つけたので、SIGMAに送るかUSB DOCKを使って自分で書き換えるかになります。SigmaのUSB DOCKは前から気になっていて、価格もそれ程高くないので購入することにしました。購入は、丁度Joshinでお誕生日クーポンもらっていたため、価格は他より少し高かったですが、他にも使えるクーポンが有ったため購入しました。

Sigma USB DOCK

USB DOCKのセット内容

 今回のD7100用ファームウェア Ver. 1.04の変更内容は、ステッピングモーター内蔵のAF-Pレンズ関係の修正が入っていたため、AF-Pレンズを持っている身としては飛びついて更新したのですが、結局こういうことになってしまいました。他の純正レンズやサードパーティー製レンズでは問題なかったです。

「USB DOCK」の使い方

 「USB DOCK」の使い方は「USB DOCK」本体にレンズを、カメラのボディーに取り付けるのと同様に取り付けます。

Sigma USB DOCK キャップ

USB DOCKのキャップを外したところ

Sigma USB DOCK 接続

USB DOCKに接続用USBコードを挿したところ

PC操作

 次に、あらかじめSIGMAのサイトからダウンロードしてインストールしておいた「SIGMA Optimization Pro」を起動させます。するとレンズを装着した「USB DOCK」を接続して下さいと表示されるので、付属のケーブルでレンズ付きの「USB DOCK」を接続します。すると、PCをインターネットに繋げていると、自動で「USB DOCK」のファームウェアが最新か、取り付けたレンズのファームウェアが最新かをチェックし、最新のものがあればここで自動的に更新されます。更新時間は一分くらいでした。その後、画面にはレンズのシリアルナンバーや現在のファームウェアバージョンが表示されます。私のは、発売されてすぐくらいに購入したため、ファームウェアバージョンは1.00でした。

Sigma Optimization 画面

Optimizationの最初の画面

対応レンズ

 この「USB DOCK」は使えるレンズが限られているので、対応レンズはSIGMAのサイトを見てください。対応しているのは基本的に最近のレンズで、ContemporaryやSports、Artと付いているものです。さらに、ContemporaryやArtだと基本的にファームウェアの更新とピント調整しか出来ず、MF切り替えの設定は対応レンズのみ、SportsだとAF速度の選択、フォーカスリミッターの調整、OSの調整などが出来るようです。Sportsラインのレンズは高価なのでなかなか手が出ないです・・・。

Sigma Optimization 2画面目

Optimizationの二画面目

ピント調整

 ピント調整は、レンズの焦点距離と被写体までの距離ごとに調整出来て、単焦点レンズだと被写体までの距離だけですが、ズームレンズだと焦点距離ごとに調整するため、細かく調整出来ます。ただ、ちょっと面倒ですよね。それぞれについて撮影して確認して調整して、を繰り返さなければいけないんですからね。私の所持してるレンズは、幸いにもピントずれが無いため(気付いてないだけ?)調整は一切してないです。

Sigma Optimization ピント調節

Optimizationのピント調整画面

Sigma Optimization 調整

Optimizationで調整しているところ

まとめ

 以上、SIGMAの「USB DOCK」について書いてきましたが、「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」のファームウェアを更新出来て、無事にD7100でも作動するようになりました。しかも、このレンズはAF鳴きみたいな症状が出ていたのですが、それも治りました!具体的には、シャッター半押しでピントが合う付近で止まり「キュッ」という音が鳴っていたんです(AF中にフォーカスリングを持ってしまったときになるあの音です)。保証期間も過ぎていたため、使う前にMFにして、フォーカスリングをグリグリと回せばしばらくは鳴らなかったため、それで誤魔化しながら使ってたので、治って万々歳です!

 Sigmaにはこういう機能があって、一度こういうアクセサリーを買ってしまうと、次にレンズを買うときに迷ったら、SIGMAを優先してしまいそうです。現在はTAMRONも「Tap in Console」という同じような機能を実現するアクセサリーも有るので、そちらも買ってしまうと純正は中々買わなくなりそうです。元々純正が高くてサードパーティー製レンズは安いですからね。しかも最近は性能もかなり良いです。TAMRONの便利ズームは良さそうですよね。16-300mmとか18-400mmとか。個人的にはSIGMAのカリッとした解像感が好きですけどね。まぁ純正の安定感も捨てがたいですがw

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コメント

  1. 銀世界 より:

    私も8-16mm F4.5-5.6 DC HSMでAFが動かなくなりました。このレンズはUSB Dock対応じゃないのでメーカーへ送って対応してもらいました。シグマの対応は良かったです。

    • souten より:

      銀世界さん コメントありがとうございます。
      今回のファームウェアで動かなくなったのがいくつかありそうですね。
      Sigmaのレンズを中古で買おうと思っていたのですが、ちょっと躊躇してしまいます。シグマが対応してくれるとはいえ手間ですからね。
      私はUSB Dockを買ったので対応品狙いにした方が良さそうです。今欲しいマクロレンズではまだ出てないですが・・・。