前回の記事では標準ズームで野鳥撮影した事について書きましたが、今回も望遠レンズではなく広角ズームです。これは「Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f4.5-5.6G VR」を購入したため、その試し撮りに行ったときに撮ったものだからです。
目次
はじめに
今回は「Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f4.5-5.6G VR」を購入し、「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」と「Opteka 6.5mm f/3.5 HD」との違いを調べるため、瀬野川の河口付近へ撮影しに出かけたときのことです。以前の記事でも少し触れましたが、このとき設定をミスしていて、1.3倍クロップで撮っていたので、全体が少し大きく写っています。広角レンズの作例的には失敗ですが、野鳥撮影という意味では良かったのかも?
カモメ
出かけた先の河口付近は、野鳥が沢山飛んでいました。その時はその鳥が何なのかわからず撮っていたのですが、河川敷にあった「瀬野川で見られる水鳥たち」の案内板を見て、そこに載っていたユリカモメだと思っていたのですが、いろいろ調べてみると違ったみたいです。案内板にはユリカモメしか載っていなかったので、ずっとユリカモメだと思っていました。あるとき違う事に気付いたんですけどね。未だに確証がないのですが、ユリカモメはくちばしや脚が赤いらしいので、恐らく普通の「カモメ」だと思います。それはともかく、まずは飛んでいるカモメを撮ったものを掲載します。
1.3倍クロップとはいえ、さすがに広角レンズでは小さく点にしか写りません。サムネイルで見ると鳥が写っていることすらわかりづらいです。ゴミが写り込んでいるのかな?くらいですよね。この画像は6000×4000の1.3倍クロップなので、中心部分の4800×3200ピクセルです。等倍にしたものが下図です。等倍に切り抜くと1.3倍クロップは関係なくなります。
当然といえば当然ですが、やはり等倍にしてもかなり小さいです。この日は天気が悪く、空が曇っていて、鳥の白と曇りの白がかぶってますよね。ついでにもうひとつ掲載。等倍も続けて掲載。
今度のは多少、鳥の外観がわかります。まぁ本来は広角レンズで鳥をきちんと撮るものではないですからね。景色のアクセントとして写り込んでいると味が出る?
そして比較のために持って行った「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」の望遠端70mmでカモメを撮ったものです。
さすがに焦点距離が70mmともなれば、多少は大きく写すことが出来るようになります。これを等倍にしたものが下図です。
見ての通り、結構きちんと写っています。これだけ写れば詳しい人なら種類の特定も可能ですよね?私は自信がないですが・・・。ここまででの感想ですが、前回の時もそうですが、Sigmaのレンズは良く写るなという印象です。
コガモ
次にコガモです。これも「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」の望遠端70mmで撮りました。コガモは渡り鳥のため、暖かくなると居なくなるんですよね。それを知らずに撮影に行き、全然居ないという結果になったこともあります。
水面で群れているところを撮りました。これもコガモまで結構距離があったため、70mmで1.3倍クロックでもかなり小さくにしか写せませんでした。そして等倍にしたものが下図です。
うーん、このコガモの群れは等倍にしてみるとイマイチです。まぁ等倍にして5匹もフレーム内に入るのだから、かなり小さく写っているということですよね。それでもコガモの色合いとかはきちんと見えます。
まとめ
当たり前ですが、やはり広角レンズは野鳥撮影には向きませんね。まぁ元々野鳥撮影目的に行った訳ではなく、広角レンズの比較のために行き、たまたまそこにいた鳥たちを撮っただけですからね。丁度、野鳥撮影にハマリだした頃で、目の前に鳥が飛んでいて、撮りたくなったもので・・・。この後、望遠レンズを持って、再びここへ何度も来ることになります。そのことについては次回以降書いていきます。