リモートコードを使っての撮影

 今回は、前回のワイヤレスリモコンのリモート撮影に続き、コード付きのリモートコードを使ったリモート撮影について書きたいと思います。こちらも三脚などを使っての撮影で使用するもので、ブレなどを低減させる効果があります。

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購入

MC-DC2互換リモートコード

 このリモートコードは、楽天市場でMC-DC2互換品を298円という安さで購入しました。あまりの安さに2個購入してしまいました。純正の約1/10です。まぁこれはただのスイッチなので、純正が高すぎるんですよね。これを購入する前にも別の互換リモートコードを使っていたのですが、何度も抜き差ししているうちに差し込みプラグが壊れてしまったので、今回は予備も含めて2個購入したのです。ちなみにまだひとつ目が健在で、予備は箱に入ったままです。

差し込み端子

 このリモートコードを差し込む端子の位置は、D5100とD7100とも同じボディー左側に有るのですが、少し違うところが有ります。D5100は端子カバーがひとつになっていて、どれかひとつでも端子を使う時は、全部むき出しになります。一方D7100は、カバーが列ごとに独立していて、それぞれひとつずつが小分けされています。そのため手前のひとつだけカバーをめくるということが出来ます。同じ列の奥側を使う時はどうしても手前もめくらなければいけませんが、それでも端子2個分だけめくれるため、むき出しになるのはひとつということになります。端子の数もD7100の方がひとつ多く、ヘッドフォン端子が増えています。

D5100の差し込み口

D7100の差し込み口

 このリモートコードの差し込み口は、GPS用アダプターや、無線通信リモートアダプターを挿したりする端子と同じです。よって同時にこれらのアクセサリーを使うことは出来ないということになります。

使い方

 使い方はいたって簡単で、ボディーのシャッターボタンと同じように半押しと全押しで操作します。ここでこのリモートコードの特徴なのですが、シャッターボタン全押しのままにしておくことが出来るのです。通常では一度全押しするとシャッターが切れるだけですが、撮影モードをMのマニュアルモードにしてシャッタースピードをBulbにすると、ボタンを全押ししている間、シャッターを開けたままに出来るのはボディーのシャッターボタンと同じですが、このリモートコードでは全押しして向こう側に押し込むと、全押しのまま固定出来るのです。最初の画像と下図を見比べるとわかるのですが、ボタンの手前側に隙間が出来て、赤色が見えているのがわかると思います。これが固定している目印になります。

ボタンを全押しのまま固定している状態

長秒露出

 これで何時間でもシャッターを開けたままに出来るのです。星を撮影するときにこのBulb撮影をすると、理科の教科書などで見た、あの星の動きが写る写真を撮れるのです。D5100を購入してすぐの頃に、試しにオリオン座をBulb撮影したのが下図です。これでシャッタースピード1176.6秒です。約19分ですね。

オリオン座をBulb撮影

上位版

 このリモートコードには上位版とも言える物があり、シャッタを切ったりBulb撮影用に全押しで固定出来たりといった基本動作の他に、液晶画面が付いていて、そこで全押しにする時間を設定出来たり、タイムラプスなどで使うインターバル撮影の為の設定をしたり出来るようになっています。インターバル撮影はボディー側でも設定出来るため、それ程必要性はないかもしれませんが、専用品で手軽に出来るのは便利そうです。全押しの時間を設定出来るのはかなり便利そうです。上図のオリオン座を撮ったときは冬だったので、カメラをセットしてから家に入り、しばらく待ってから解除しに行きました。だから中途半端な1179.6秒なのです。きっちりした時間で撮れるというのは魅力ですね。でも私はほとんどこういった用途で使うことはないため、購入することはなさそうです。

まとめ

 以上、リモートコードについて書いてみました。このアクセサリーは電池も使わない単純な機構ですが、三脚使用時にはかなり便利なアクセサリーなので、持っていて損はないと思います。このブログにアップしている物撮りは、三脚にカメラをセットし、ノイズが極力少なくなるようにISO 100に固定し、長秒露出で撮っていたりします。その時このリモートコードが活躍しています。最近は、D5100は家で三脚に固定したまま物撮り用に、D7100は持ち出し用という風に使い分けています。

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