自動レタッチ機能 Nikon Capture NX-D

 前回は「ViewNX-i」と「Capture NX-D」の違いや使い分け方について書きましたが、今回は「Capture NX-D」の機能のひとつ「 自動レタッチ機能 」について書いてみたいと思います。

はじめに

 「Capture NX-D」は、Nikonのサイトから無料でダウンロード出来るソフトで、Nikon機で撮影したRAWファイルの現像や、画像ファイルの編集が出来るソフトです。今回は実際に自動レタッチ機能を使用してゴミを除去した事について書いていきます。

自動レタッチ機能

 この機能は、写真に写り込んだ虫などのゴミを除去する機能で、一般的な画像レタッチとは少し意味合いが違ってきます。私も最初、色合いとかを自動で調整する機能だと勘違いしていて、実際に試してみて初めて知りました。まぁ説明書をきちんと読め!って話ですが・・・。今回は、虫の写り込みと雲の除去を試してみました。おまけで標識の文字も消してみました。

虫の写り込み除去

 まずは一例として、虫が写り込んだ写真を使って実践した様子を掲載したいと思います。まず、元になる写真が下図です。サムネイルだとわかりにくいですが、空の部分に虫が写り込んでいます。この虫は遠くの空を飛んでいたのではなく、カメラの回りを飛んでいた小さな虫が写り込んだのだと思います。虫の部分を等倍にしたものも掲載します。等倍にしてようやく見えるくらい小さいです。

虫 写り込み 空

虫が写り込んだ写真

虫 写り込み ズーム

写り込んだ虫のアップ

 自動レタッチ機能の使い方は、ツールバーに自動レタッチボタンが有るので、そこを押します。すると自動レタッチのフローティングウィンドウが表示され、カーソルが円に十字が書かれたものになるので、ゴミを除去したい場所、ここでは虫が写っているあたりを左クリックしながらマウスを動かして色を塗るように選択します。すると選択した範囲が赤で表示されるので、すべて選択したらマウスのクリックを止めます。その後、しばらく処理に時間が掛かりますが、待っているとゴミが綺麗に除去されます。選択中の画像が下図です。

レタッチ中

自動レタッチ中

 そして虫が写り込んでいるのを除去した画像が下図です。これだけを見ると、どこに虫が写り込んでいたか分からないほどです。

虫 除去

虫を除去した写真

雲の除去

 今度は思い切って空に浮かぶ雲を除去してみます。雲ひとつない青空を作り出す訳です。元々あまり雲が無い状態です。これ以上、雲の大きさが大きいと難しいかもしれません。恐らくですが、この機能は、まわりの色に似ている部分を選択範囲に反映させるようになっているため、状況によってはうまく除去出来ない場合も出てくると思います。最後の文字を消すところで詳しく書きます。

 まずは何もしてない状態の写真が下図です。この写真は、日浦山に登ったときに頂上を表わす標識が立っているところを、広角ズームレンズで周りの山や下の街並みが入るようにして撮ったものです。この日は天気は良かったのですが、少しだけ小さい雲が出ている状態でした。

雲 消去

雲を消す前

 そして雲を消した状態が下図です。綺麗に消えました!木の側や山波の縁などは、画像を拡大して丁寧に範囲選択しました。

雲 除去

雲を除去した画像

 調子に乗って標識に書かれている山の名前と標高が書かれている文字の部分もどうなるかやってみました。結果は見ての通りで、空みたいに綺麗には消えませんが、何かプライベートなものが写り込み、文字が見えないようにとか、人の顔が判別出来ないように細工をするには良いと思いました。街中で撮影し、人が写り込んだものをWEB上にアップしたりするときに便利そうです。Photoshopなどの画像編集ソフトを使えば、ぼかしたりモザイクを入れたり出来ますが、このソフトを使えば編集した後、そのままRAW現像出来るため、画質の劣化を最小限に抑えることが出来ますからね。

文字 消去

文字を消したところ

 さらにもう一度、元画像の状態から標識の文字だけを消したら面白い結果になりました。よく見ると分かるのですが、文字が書かれていたところの下の部分が、文字の部分へ上書きされています。色合いは変わっていますが、切り株の年輪の感じが同じです。この結果から、画像内のどこかから、選択範囲のまわりの似たような色の部分を探し、そこから持って来て色調とかを合わせているのかもしれません。

文字消し 別バージョン

文字消し別バージョン

まとめ

 以上のように、Capture NX-Dを使うと、簡単なゴミ除去も出来るよ!ということです。凝った編集は出来ませんが、必要最小限の機能は搭載され、何と言っても無料で使えるのは嬉しい限りです。モザイクやぼかしなどの機能はありませんが、今回やったようにレタッチ機能を使うと、文字なども消せることが分かりました。うまく利用していけたら良いですよね!

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