アジサイ観察日記 開花 其の一

 今回のアジサイ観察日記は、前回から4日目と5日目の様子について書いていきます。ついに花が咲き始めました!

はじめに

 アジサイ観察日記も今回で4回目となりましたが、ようやく花が咲き始めました!今回はリングライトを使っての撮影と、その時のホワイトバランスについてと、ハダニが大量に発生しているので、エクステンションチューブを使ってのマクロ撮影についても書いてみたいと思います。

 今回の撮影に使ったレンズはSIGMA MACRO 105mmで、今までは暗くてISO感度が上がっていたため、リングライトを使って撮影してみました。リングライトを使えば明るくなるため、ISO感度の上昇を抑えることが出来ます。

アジサイ

 今回、咲き始めたのは一番外側にあるつぼみ群で、その中でも一番外側のつぼみから開き始めました。やはり日当たりの良いところから成長しますね。まずはその開き始めた様子から。

アジサイ 開花

105mm f/2.8 ISO 125 SS 1/250s

 一番外側のつぼみ群の一番外側だけが少し開いた程度で、あとはまだつぼみの状態です。のこりのつぼみ群を撮ったものが下図です。二枚目の写真では何かのつるが巻き付いてきました。一番最後の写真では、真ん中のつぼみも開き始めています。

アジサイ 105mm

105mm f/4.5 ISO 160 SS 1/125s

アジサイ 105mm

105mm f/4.5 ISO 125 SS 1/160s

アジサイ 105mm

105mm f/4.5 ISO 140 SS 1/125s

アジサイ 105mm

105mm f/4.5 ISO 280 SS 1/125s

アジサイ 105mm

105mm f/4.5 ISO 140 SS 1/125s

ホワイトバランス

 今回はLEDのリングライトを装着して撮影したのですが、色合いがおかしいため、ホワイトバランスをいじってみました。今まではホワイトバランスを自動のAUTOで撮っていたのですが、リングライトの説明を見ると、色温度5,500Kと書かれていたため、カメラ側では一番近い5,560Kに設定し、今まで撮った写真はViewNX-iで色温度を5,500Kに変更して出力しました。その時の様子が下図です。

ホワイトバランス AUTO

ホワイトバランス AUTO

ホワイトバランス 5500

ホワイトバランス 5500K

 上側がホワイトバランスAUTOで撮ったもので、下側がViewNX-iで色温度5,500Kに修正して出力したものです。自動だと赤みが強いです。実物の見た目は下側に近いです。前回、掲載したアジサイも、実はリングライトを使って撮影したものなんですが、色温度の修正がうまくいってなくて、ちょっと緑過ぎちゃいました。

ハダニ

 普通に肉眼で見ると気にならないのですが、マクロ撮影すると目立つ赤いハダニですが、日に日に増えているような気がするのです。その様子が下図です。前述のホワイトバランスのところで写した部分と同じなのですが、これはその次の日に撮ったものです。一日で少し花が開いているのがわかると思います。

アジサイ ハダニ 大量

アジサイ ハダニが大量

 アジサイのひとつの花の大きさが約1cmで、つぼみの状態だと5mm程度なので、ハダニはかなり小さいのです。そこで、エクステンションチューブを使って、もう少し大きく撮れないかと試してみました。今回撮影に使っているSIGMA MACRO 105mmのレンズは、絞り環が有ってレンズだけで絞りが変えられるため、こういった撮影の時は便利です。Gレンズだと間に絞り調整用のアダプターを挟み、絞り調節用のワイヤーケーブルを付けないといけないですからね。結構これが邪魔になるんですよ。

アジサイ ハダニ アップ エクステンションチューブ

アジサイのハダニをアップ

 さすがに手持ちだとブレやピント合わせが難しいです。何枚か撮ってもまともなものが一枚も無かったです。その中でも一番まともだったのが上図です。ピント位置は合ってはいますが、ブレたためハッキリ写っていません。ハダニがかなり小さいため、1mmのズレも許されないですからね。横着せずに三脚か一脚でも使って固定しないとダメですね。

まとめ

 今回はアジサイだけでホワイトバランスやハダニ、エクステンションチューブについて書いてみました。野鳥撮影もブレやピント合わせが難しかったですが、マクロ撮影も同じように難しいですね。被写体が、野鳥撮影は遠くの小さなもの、マクロ撮影は近くの超小さいもので、どちらも小さくにしか写らないものを綺麗に撮ろうとしているので難しいですよね。