今回は前回の続きで「SIGMA MACRO 105mm f/2.8D EX」の中望遠マクロレンズを購入した事について書きたいと思います。旧型のレンズを中古で購入したのですが、かなり状態の良いレンズでした。
目次
はじめに
レンズのスペックについては前回書いたのでそれを見てもらうとして、マクロレンズは「Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」に次いで二本目ですが、今回のレンズは焦点距離が二倍以上になりました。どちらも手ブレ補正が付いてないのですが、焦点距離が二倍以上になったことで、どの程度影響が有るか気になるところです。
外観
まずは外観です。金属ボディなので安っぽさがないです。その代わり重いですが、手ブレ補正やモーターが内蔵されてない分、軽い方でしょうね。写真に撮ってこうやって見てみると、表面が黒一色ではなくて白いラメみたいなのが入っているように見えますが、実際に実物を見たり、カメラに装着しても全然気になりません。光が当たるとラメが目立ちます。意外と大きく撮ると違う印象になることが有りますよね。「Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」はプラスチックボディーなのでやはり安っぽいですが、かなり軽いです。
前玉部分です。フルサイズ対応なのでレンズは大きいです。フィルター径は58mmです。絞り羽根枚数が8枚で円形絞りじゃないため、絞りが八角形になっているのが見えると思います。しかし、ほぼ正八角形の綺麗な形です。個体によっては歪んでいたりすることが有るため、このレンズは当たりですね。さすがメイドインジャパン!作る側もきちんと正角形にするのは難しくて、歪むのはしょうがないそうです。
続いてマウント側です。向かって右側のネジの下に、フォーカス駆動用のシャフトが見えます。ここへボディー側からシャフトが出てきて、レンズのギアを回します。ボディー側のシャフトは、エントリークラスのD5000系やD3000系には無いので、Dレンズでオートフォーカスは使えません。電子接点は有りますが、手ブレ補正や超音波モーター搭載モデルに比べて端子の数が少ないです。
フォーカスリングを回して目一杯伸ばした状態が下図です。かなり伸びます。伸びた状態が一番撮影倍率の高い等倍の1:1になり、距離計が最短撮影距離の0.313mを指します。
付属のフードはねじ込み式なのですが、こちらもボディー同様金属製なのです!今はほとんどがプラスチック製ですが、この頃は金属だったんですね。まぁ金属は丈夫ですが、重いですよね。フードの役目としては金属でもプラスチックでも同じなので、安くて軽いプラスチックになったんでしょうね。フードの画像と装着したときの画像が下図です。フードにもラメが入っています。
Nikon Micro 40mmとの比較
私が所持しているもう一つのマクロレンズ「Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」との比較をしてみました。まずは前玉部分の比較から。
やはりSIGMAのはフルサイズ対応なので全体的に大きいです。レンズボディーの径も大きいですが、それ以上にレンズ径が大きいです。ちなみに、Nikonのはフィルター径が52mmです。
次に横からです。さすがに焦点距離が二倍以上もあるため、長さが全然違います。
改造
改造といっても中身をいじる訳ではなくて、フードがねじ込み式なので、持ち運びが楽になるように何とかしようという訳です。そこで、NEEWERの72mmフィルターセットにねじ込み式ラバーフードが入っていたことを思い出し、それを装着してみようと思ったのです。まずは58-72mmのステップアップリングを装着したところから。
そしてラバーフードを装着した画像です。このラバーフードはレンズ部分にネジが切ってあるため、レンズキャップが付けられるのです。このレンズキャップもNEEWERの72mmフィルターセットに入っていた72mm用レンズキャップです。
横から見るとかなりの迫力になってしまいます。このフードで撮影してみると、一番長い状態でもAPS-Cだからか、ケラレる事もなかったです。フルサイズ機ではどうなるかわかりません。焦点距離が105mmだから大丈夫?
まとめ
今回は外観を中心に写真を掲載しました。このレンズはデジタル対応品ではないくらい古いレンズですが、金属ボディだったり金属フードだったりで、今時の廉価レンズには無い高級感があります。焦点距離105mmで手ブレ補正も無いですが、そこは設定でなんとすれば良いことですからね。マクロ撮影時は、今時の手ブレ補正でもあまり効かないらしいので、そう大差はないのではと思います。次回は実際に撮影した様子について書きたいと思います。