今回はダイソーのビー玉を使って撮影するテクニック?について書いてみたいと思います。今回使うのは大玉のビー玉で、最初は以前書いた「クリスタルクリアボール を使った面白撮影」のようなことをしようと思っていたのですが、品質が悪いのと小さすぎなのとで無理だったので、違う撮影方法を考えてみました。
目次
はじめに
インスタ映えでガラス玉を使った撮影方法がある事を知り、試してみたいと思っていたとき、ダイソーで大きなビー玉を見つけ、これでも出来るかも?と思い買ってみました。お店で陳列されているときは、厚めのビニール袋に入れられていたため、あまりビー玉の様子はわからなかったです。結局、インスタ映えのような撮影は無理で、Amazonでクリスタルクリアボールを購入したんですけどね。
外観
まずはビー玉の外観です。全部で13個入っていて、直径が約25mmで、収納用の網も付いていました。色は透明なものから青みがかったもの、緑っぽいもの、向こうが見えないくらい濃い青色のものが有りました。
ビー玉の表面を拡大したものが下図です。表面がデコボコで品質はあまり良くないです。透明なものは中に気泡が沢山あるし、表面も傷が付いていたりで「クリスタルクリアボール を使った面白撮影」のようなことは、頑張れば撮れないことはないですが、ほぼ無理です。玉の大きさが小さいのが一番ネックですね。ビー玉としては大きいんですけどね。
保存用の網へ入れた様子です。最初はこの状態で撮影しようと思ったのですが、さすがにかたまり過ぎなので止めました。
セッティング
実際に撮影に使う時、このままでは下に転がるだけなので、同じくダイソーで購入したミニビーカーに入れて高さを出してみました。元々このミニビーカーは、この中に、これまたダイソーで購入したカラーサンドを入れて、観葉植物のフェイクグリーンでも飾ろうと思っていたものなんですが、ビー玉が当初の目的では使えないことがわかり、急遽、目の前にあったこのミニビーカーに入れてみたら、丁度よい高さになったため、使っているという訳です。しかし、もう少し高さが欲しいと思うこともあるため、もう一工夫したいと思っています。
撮影
撮影は、被写体の後ろにビー玉を入れたミニビーカーを並べ、カメラ側からLED照明を当てて光を反射させ、それをぼかして玉ボケにしようという訳です。実際は向こう側から光が漏れているのが玉ボケになるのですが、家の中では中々そういう状況は作れないので、こういった方法で向こう側から光が来るようにしたのです。実際に撮ったものが下図です。これは前回の「SIGMA MACRO 105mm f/2.8D EX (撮影編)」で掲載したものも有ります。
こうすることで人工的に玉ボケを作ることが出来るため、レンズによる玉ボケの出方や、流れや歪みなどが確認出来ます。前回の記事で書いたように、円形絞りじゃないレンズでの八角形の玉ボケなどの確認も出来ます。その様子が下図です。廉価なレンズだと、中央から離れるほど玉ボケが歪んでレモン型になることが有りますからね。
まとめ
ダイソーのビー玉を使って、家でも簡単に意図的に玉ボケを撮影する方法を紹介してみました。いざ外で玉ボケを撮ろうとしても、中々条件を揃えるのが難しかったりしますからね。欠点は、ある程度絞って撮影すると、ビー玉やミニビーカーの形が見えるため、ちょっと見栄えが良くないところですね。しかし、簡易的に玉ボケを確認したい場合には有効なのではないかと思います。今後はもっと見栄えが良くなるように改良出来たらと思います。