今回は「Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G」のマクロレンズを持って、瀬野川の河川敷を散歩しながら撮影したときの写真を掲載したいと思います。作例として見てもらえればと思います。撮影は4月下旬です。
はじめに
今回、使用したレンズは焦点距離40mmの単焦点マクロレンズで、APS-C用なので比較的安価です。廉価版マクロレンズなので手ブレ補正もないですが、シャッタースピードを早くして防ぐか、三脚や一脚を使用して防ぐしかないです。三脚や一脚を持って散歩というのも難しいため、結局、ブレないように細心の注意を払い撮影するんですけどね。屋外でのマクロ撮影の場合、手ブレより風による被写体ブレの方が大きかったりします。被写体ブレの場合、三脚や一脚を使っても防ぎようがないですからね。
河川敷の野草
紅花詰草
まずは辺り一面に生えていた赤が目立つ紅花詰草です。シロツメクサは有名ですが、それの赤い花バージョンです。これも現場では名前も分からず撮影し、家に帰って調べました。あまりにも名前がわからないため、「野山の花」という電子書籍を購入したのですが、ケチって安いのを買ったせいか、あまり種類が載ってなかったりします。それでも177ページあるんですけどね。
シロツメクサと一緒に生えていたところを撮ってみました。手前にシロツメクサ、奥に紅花詰草というようにきちんと分かれてます。
そしてマクロレンズなので接写で撮ってみました。
黄色い花
この黄色い2種類の花は調べてみたけど名前がわかりませんでした。名前が分からないのは調べるのが難しいです。分かっている情報だけで画像検索して、出てきたリストの中から該当するのを探すのですが、出てこない場合もあるため、そうなるとお手上げです。名前が分かっていてどんな花かを探すのは簡単なんですけどね。1枚目はエンコウソウっぽいけど違うみたいだし・・・。2枚目は何故かこれ一枚しか撮らなかったんですよね。もっと寄って撮るとかしてればもう少し花の形とか詳しく分かったんですけどね。歩きながら適当に撮ったもんで・・・(^_^;
菜の花
春の定番の黄色い花、菜の花です。群生しているというところへ行ったけど、全然生えてなかったという経験があります。今までも何度かこのブログに掲載しましたが、この河川敷の方が沢山生えているくらいです。
別の場所でアップで撮ってみました。この時は風が吹いていて、なかなかピントが合いませんでした。こういうときは、とにかく下手な鉄砲も数打ちゃ当たる方式で連写です!w
スイバ
スイバはギシギシとも呼ばれています。食べるとちょっと酸っぱいやつです。酸っぱいというのはイタドリと似ていますね。酸い葉でスイバらしいです。シュウ酸を多く含むため、食べ過ぎると中毒になるらしいので注意ですね。まぁ食べ過ぎることもないか!w
ハルジオン
道端でよく見掛ける小さい白い菊みたいな花です。よく見掛けるけど名前を気にしたことがなく、今回、調べてみました。ハルジオンに似た花でヒメジョンというのが有り、咲く時期が違うため、これはハルジオンでしょう。なんか睡眠薬みたいな名前です(^_^;
アカバナユウゲショウ
これまた初めて聞く名前です。これも名前を調べました。どれもこれも小さな花で、普通に歩いていたら見逃してしまうような花ばかりです。こうやって撮影をするようになり、身近に色んな花が咲いていることを気付かされました。
カラスノエンドウ/ヤハズエンドウ
カラスノエンドウは花が咲いた後に豆が出来て、それを加工して笛にして遊んだりしました。正式名称はヤハズエンドウというらしいです。今回はこのカラスノエンドウにナナホシテントウが居たので撮ってみました。
カラスノエンドウに似た感じの花に、ナヨクサフジというのがあります。こちらもカラスノエンドウ同様、豆がなりますが花が藤の様に連なっているのが特徴です。
スナップショット
野草をマクロ撮影するだけでなく、景色などを撮ったものも掲載します。このレンズは4~5m先くらいからはずっと∞になるため、景色だけを撮るならAF要らずでそのまま撮れます。
川に飛び石が有り、対岸へ渡れるようになっているのですが、1枚目はその真ん中辺で上流を向いて撮ったものです。2枚目はその飛び石の間を流れる水流を撮ったものです。
カワセミがいることが多い中洲の木々です。冬の間は葉が落ちていて見つけやすかったのですが、暖かくなって葉が茂ってしまい、見つけにくくなってしまいました。
マクロレンズでも野鳥を撮ってみました。カワウが泳いでいる上を別のカワウが飛んでいるところです。この写真だけはトリミングをしました。2枚目は何かの魚が浅瀬に群れをなしているところです。これだけ魚が居るから野鳥たちも集まってくるんでしょうね。
まとめ
このレンズはマクロレンズですが、焦点距離が40mmで35mm換算の60mmとなり、標準レンズに近いため、お散歩レンズとしても重宝します。散歩しながら気になったものをアップで撮るということも出来ますからね。焦点距離が40mmのため、アップで撮るには被写体へかなり近づかなければいけないのですが、端から見ると何をしてるんだろう?と思われそうです。特徴という特徴はないですが、それだけ堅実な写りをする印象です。手ブレ補正が付いてなくても、屋外だと気になることはないです。
作例と言いながら、開放か一段絞ったくらいでしか撮ってなかったです。とにかくぼかしたいという気持ちが強かったです。景色とかを撮るとき、f/8くらいまで絞ってみても良かったですよね(^_^;