最近、ロシアレンズなるものを知り、その中に星ボケで有名なIndustar-61というのがある事を知りました。そのレンズは玉ボケの形が星形になるそうで、インスタでも人気があるとか。しかし、いろいろ調べてみると、ボケフィルターというものを使えば、手持ちのレンズでも同じような写真が撮れる事を知り、そのアイテムを見てみると自作出来そうだったので、ダイソーのアイテムを駆使して安く自作してみました。今回はそのときの様子を書いてみたいと思います。
目次
はじめに
ボケフィルターとは、レンズの先端に取り付ける保護フィルターなどと同じで、色んな形のボケを作り出すことが出来るフィルターです。保護フィルターと同じく、フィルター径さえ合えばどんなレンズにも使えるため、汎用性の高いアクセサリーになります。しかも自作すれば安く済むし、自由度も高いのでお薦めです。
用意した物
まずは必要な材料を揃える訳ですが、新たに購入したものは、円状に切り取るコンパスカッター、真ん中の穴を開けるための道具クラフトパンチ二種類、土台となる厚紙などを百均のダイソーで全て揃えました。厚紙以外は無くてもよい物で、厚紙も家に有る厚めの紙でも代用出来るので、その気になればすぐ出来ると思います。
家に有った物を利用したのは、「NEEWER 72MMレンズ用 フィルターセット」に入っていて、使うことの無いであろうFLDフィルター、くり抜く型を書くときに便利なKokuyoのテンプレートです。FLDフィルターは、以前、記事にした「かに目レンチ」を使うと分解出来るタイプでした。あとはハサミやアートナイフを使用したくらいです。
コンパスカッター
コンパスカッターはその名の通りコンパスとカッターが合体した物で、円状に切り取ることが出来るカッターです。これはコンパスとカッターさえ有れば必要ない物ですが、綺麗に簡単に切り取れるため有ると便利です。何と言っても百円で買えますからね!ちなみに、コンパスもカッターもダイソーに売っていて百円で買えます。
コンパスカッターには目盛が付いていて、下側が直径、上側が半径になっています。要するに、直径70mmの円を切り抜きたい場合、下側で合わせる場合だと直径が7cmなので目盛7のところへ、上側で合わせる場合だと半径3.5cmなので目盛3.5ところへ合わせます。合わせやすい方の目盛を使えば良いという訳です。当然、別の物差しを使って合わせても良いです。
クラフトパンチ
クラフトパンチとは、特定の模様を切り抜くことが出来る道具で、ダイソーには切り抜ける模様が星や花びらなど5~6種類有りました。今回は桜の花びらとフラワー型の二種類を購入してみました。これはわざわざ買わなくても、自分で好きな形に切り取ればいいです。しかし、有ると綺麗に切り抜けるため便利です。
試しにパッケージの厚紙を切り抜いてみました。やはり専用品なだけあって綺麗に切り抜けました。この厚紙が結構固くて、最初は右側のように失敗しました。結局、手では固すぎて切り抜けなかったため、足で踏んで切り抜きました!w
Kokuyo テンプレート
これもクラフトパンチ同様無くても良いのですが、いろんな形を綺麗に切り抜くために有ると便利です。これは家に転がっていた物を使用しました。星やハート、五角形、三角形などいろいろ有るので楽しめそうです。
厚紙
土台となる厚紙です。3枚入のB4の黒をダイソーで購入しました。たった3枚?と思うかもしれませんが、1枚の厚さが結構あり、ノートの表紙くらいの厚さで、強度が下敷き並みだと思ってください。画用紙とは質が違います。別にこれじゃなくても何かの空き箱などを黒く塗って利用しても良いと思います。一応、黒しかもつや消しの方が光が反射しないので良いと思います。
FLDフィルター
このフィルターは分解出来てフィルター部分を取り外す事が出来る構造になっているため、かに目レンチを使って分解してみました。フィルター径が72mmなので、ステップアップリングを使えばフィルター径の小さいレンズでも使えるだろうという考えです。このフィルター枠も、無ければ切り抜いた紙を直接手でレンズに押し当てても可能です。ただ、片手でカメラを構えることになるため、ちょっと安定しにくいですが。
まとめ
今回はとりあえず揃えた道具の紹介だけです。次回、実際に工作をした時のことを書いていき、その次に実際に撮影した様子について書きたいと思います。今回揃えた道具は、無くても良いけど有ると便利だよというものを紹介してみました。ダイソーなどの百均で買える物ばかりなので、買っても大した額ではないですけどね。
一応、今回のアイデアの元になった商品です。やっぱり自作するのは面倒だという人はどうぞ。