単眼鏡 Ohuhu ミニ三脚付き 12×52

 前回の記事野鳥撮影にハマったことを書きましたが、野鳥撮影のために超望遠レンズを買おうと思ったのですが、さすがに高くて手が出そうにありません。そこで、見るだけでも出来ればと思い、双眼鏡や単眼鏡を探したのです。双眼鏡や単眼鏡も良いやつは高くて手が出そうにありません。そこで激安の中華製の単眼鏡を買ってみたという訳です。

はじめに

 今回購入したのは、Ohuhu製のミニ三脚付き 12×52の単眼鏡で、Amazonで999円でした。セット内容は下図の通りで、単眼鏡本体と百均でも売っているようなミニ三脚、ケース、マジッククロス、ストラップです。下側は単眼鏡のキャップを外し、ミニ三脚にセットしたところです。

単眼鏡 セット内容

単眼鏡 セット内容

単眼鏡 三脚にセット

単眼鏡 三脚にセット

単眼鏡

スペック

 この単眼鏡のスペックは12×52ということなので、12倍で対物レンズの直径が52mmという意味なのですが、レンズの直径を測ってみると、外側の枠も入れて52mmで、レンズ自体は40mm程度でした。覗いて見た感じも12倍というより10倍以下程度に感じました。なので本当のスペックは10×40か8×40くらいだと思います。中華製によくある過剰表記ですね。

単眼鏡 測定

レンズ直径測定

 ちなみに、単眼鏡や双眼鏡の倍率は、10倍だと100m先にあるものが10m先に見えるという意味らしいです。これがよくわからなくて購入前にいろいろ調べました。カメラのレンズの基準と違うため、現在持っているレンズの望遠端300mmより大きく見えるのか?というのがわからなかったのです。調べた結果は、カメラのファインダーの倍率や視野率で変わってくるし、単眼鏡の視野率でも変わってくるので、単純には比べられないということでした。仕方がないので、この安い単眼鏡を買って自分の目で確かめてみようと思ったのです。

外観

 フロント側のレンズキャップは取り外しが出来て、接眼部のレンズキャップには取り付けよう?の穴が付いているため、私は付属のストラップで本体と繋げています。本体にはストラップ用の取り付け穴が有ります。フロント側のレンズキャップの様子を写したものが下図です。

単眼鏡 レンズキャップ セット

レンズキャップを付けた状態

単眼鏡 レンズキャップ 外した

レンズキャップを外した状態

操作方法

 操作方法は、まず覗く側の接眼レンズの視度調整をします。視度調整は下図の本体すぐ後ろのヒダになっているところを回して調整します。

単眼鏡 倍率変更 小

視度調整 倍率変更

 この単眼鏡は倍率も変えられるようになっていて、接眼レンズの部分を回すと、わずかにですが倍率が変わります。上図の状態だと倍率が低く、回して伸ばすと倍率が高くなります。伸ばした状態が下図です。

単眼鏡 倍率変更 大

倍率変更

 ピント調整は上側のつまみを回します。このつまみの上に指を乗せて、指を滑らすように回すとやりやすいです。一応防水仕様になっていますが、どの程度耐えられるかはわからないので、濡らさないに越したことはなさそうです。

単眼鏡 ピント調節

ピント調整のつまみ

 このピント調整のつまみを回すと、フロント側の対物レンズが前後に動きます。その様子が下図です。

単眼鏡 レンズ 前

レンズが前に出た状態

単眼鏡 レンズ 後ろ

レンズが後ろに入った状態

ミニ三脚

 付属のミニ三脚ですが、最初にも書いたように百均に似たようなのが有りました。なので単眼鏡本体は900円程度ということになります。このミニ三脚は、脚が伸ばせて二段階に高さが変えられるようになっています。その様子が下図です。

ミニ三脚 低い

ミニ三脚 低い

ミニ三脚 高い

ミニ三脚 高い

 最初は脚が伸びるとは思わなかったのですが、人に言われて伸ばしてみて気付きました。その時、脚を引っ張り過ぎて抜けてしまいました。それくらい作りは簡素です。

 この単眼鏡を買うとき、候補として三脚が付いてないものも有ったのですが、それだと単眼鏡に三脚用のねじ穴が無かったため、三脚は必要なかったのですが、三脚付きを買いました。単眼鏡の三脚用のねじ穴を写したものが下図です。付属のミニ三脚は使わなくても、カメラ用の三脚や一脚にセット出来ますからね。そもそもこんな小さな三脚を使ってどうやって覗くのかと・・・。カメラなどなら固定してリモート撮影とか出来るので使い途は有りそうですけどね。取り付け部は一応自由雲台になっています。

単眼鏡 三脚穴

単眼鏡 三脚穴

使用感

 肝心の使ってみた感じですが、写りは結構クリアに見えて悪くないです。ただ、やはり手ブレ補正が無いため、ブレないようにキープするのが大変です。そして当初の目的である、遠くの小さな鳥を見ることについてですが、残念ながらカメラの望遠端300mmの方が少しですが大きく見えるという結果に。それでも単眼鏡は円く見えるため、視界は広く感じます。カメラはこの丸の中に収まる四角形が見える訳ですからね。カメラより手軽に見られるという点では十分目的を果たしていると思います。なにより千円弱で買った物なので、コストパフォーマンスは相当良いです。子供や女性などが使うのには良さそうです。

 ポケットに忍ばせて持ち運ぶような大きさではないですが、気軽にバードウォッチングをするには最適だと思います。倍率も、これ以上高くなると手ブレ補正が無いと厳しいため、手持ちには最適じゃないかと思います。三脚穴が有るため、三脚や一脚に固定するという方法も有りますが、そうすると荷物が増えるため、手軽さは無くなりますよね。

まとめ

 当初の目的である、カメラの望遠端より大きく見たいという目的は叶いませんでしたが、バードウォッチングには十分使える性能でした。何と言っても価格が安いのが魅力です。レビューに書かれている「ゴム臭い」という件については、やはりゴム臭いです。しばらく使っていると手にも臭いがうつってしまうくらいです。しかし、購入してから時間が経つと、かなり臭いは取れてきた感じがします。慣れとかじゃなく、空気に触れていると臭いが取れてくるのかもしれません。購入時は袋に入ってますからね。まぁ臭いの感じ方には個人差があるため、一概には言えませんけどね。シュノーケルがゴム臭くて咥えられないって人も居ますからね。

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