今回はファインダーに取り付ける「Neewer 1x-2.5x アングルファインダー 」について書きたいと思います。アングルファインダーとは、ファインダーの覗き窓部分に取り付けて、色んな角度からファインダーを覗けるようにするアクセサリーで、倍率が変えられるものも有り、今回は1倍と2.5倍に切り替えられるものを購入しました。
目次
アングルファインダー
このアングルファインダーは純正にもオプション設定が有り、Nikon機のファインダー部分は形状やサイズが同じ為、大抵の機種にそのまま取り付けることが出来ます。今回、購入したNEEWER製のは、CanonやPentax、Sonyなどにも対応出来るように各社専用のアダプターも収納用のケースも付属してました。
バリアングルの代わり?
D5100などのD5000シリーズや最近の機種にはバリアングルが付いてますが、D7100にはバリアングルが付いてないため、花などのマクロ撮影などのときに撮影しやすいようにこのアングルファインダーを買ってみました。このアングルファインダーは12段階に角度を変えることができ、そのまま見える等倍の1倍と、拡大して見える2.5倍をレバーで切り替えられるようになっています。このとき2.5倍にすると、ファインダー画面中央付近が拡大されて見え、周辺は見えなくなります。中央付近だけなのでセンターフォーカスかその近辺の前提になりますが、マクロ撮影などでのマニュアルフォーカス時の細かいピント調整などがやりやすくなります。12段階の角度調整といっても「カチッ」としっかり止まる位置が12カ所有るだけなので、やろうと思えば無段階に調整は出来ますが、まぁあまりそこまで細かい角度調整を必要とすることは無いと思います。角度調節部分は下図のように金属で出来ているため、結構しっかりカチカチと角度が変えられて固定出来ます。
別の使い方?
このアングルファインダーは、カメラのファインダー部分に取り付けなくても、そのまま覗き込めば角度を付けて見ることが出来ます。寝転がってテレビを見るとか横を向いたまま天井を見るとか。まぁ実用的では無いですがw
倍率切り替え
倍率の切り替えはレバーで行うのですが、本体内部に1倍用のレンズと2.5倍用のレンズが内蔵されていて、それを機械的に切り替えているだけです。倍率を変えるとアングルファインダーのピントがずれるため、その都度視度調整する必要があります。視度調整は覗き込む部分、画像のゴムが付いている部分(目当て部分も含む)を回して調整します。調節範囲が割と広いため、前述したようにお遊びで色んな使い方も出来ます。下図は倍率切り替えレバーを中央にして、両方のレンズが見えている様子を撮ったものです。
取り付け方法
取り付けは至って簡単で、まずアングルファインダー本体に付属のNikon用アダプターを取り付けます。次にカメラに付いている接眼目当てを外し、そこへアダプターを付けたアングルファインダーを取り付けるだけです。あとは好きな角度へ曲げ、倍率を用途によって切り替え、アングルファインダーの覗き口のところを回して視度調整するだけです。視度調整はカメラの電源を入れ、シャッター半押しでファインダー下部に情報が表示されるので、それがハッキリ見えるように調整するだけです。
使用方法
使用方法は、花などの低い位置のものを横から取る場合はアングルファインダーを上向きにして、高い位置の花、例えば桜の花などを横から撮る時は下向きにして、カメラを縦位置にして同様の撮影をするときは横向きにして使います。バッテリーグリップがあるからこそ、益々このアングルファインダーの使い途が広がります。他の斜めの位置は、あえてカメラを斜めにするときとか、アーティスティックに撮りたいときに役立つかもしれません。三脚へ固定して月などの天体観測にも役立ちそうです。どうしてもカメラが上向きになるため、そのままだと下から覗き込むようになりますからね。
購入のタイミング
このアングルファインダーはD7100を購入したときから気になっていて、丁度そこへAmazonのタイムセールに出ていたため、すぐに購入してしまいました。まぁ純正に比べれば激安なのでダメ元でしたけどね。純正を使ったことがないのでわかりませんが、性能的にはやはり純正が良いレンズを使っていて写りは良いんでしょうが、このNEEWER製でも十分使えます。ちょっと周辺が歪んで見える様な感じですが、私は気にならないです。実際、支障が出るほど歪んでいるとは思いません。アングルファインダーを覗いた写真を撮ろうと思ったのですが、デジイチではうまく撮れなかったのでスマホで撮ってみました。D5100に40mmマクロを付けて撮ろうと思ったけど、ピントが合わず無理でしたが、スマホだときちんと撮れるんですよね。どこにピント位置があるんですかね?下図の上側が1倍の時に覗いた様子で、ファインダー内全体が見えていて、下側に情報表示が見えています。下図の下側が2.5倍の時に覗いた様子で、拡大表示されて中央付近のAF位置を表す四角と、その付近の格子線だけが見えています。下側の情報表示も見えないですが、ちょっと周りを覗き込むような感じにすると、多少は周りが見えます。
梱包
ちなみにNeewerに限らず、中国のショップから購入すると、下図のような感じの袋に入って送られてきます。接着面が異常に強く、接着部分から開けようとすると結局袋が破れてしまうという・・・。以前、中国通販にはまっていた時期があり、こんな袋か中がプチプチになっている封筒で届いてました。Amazon発送の場合はAmazonの箱の中にこの袋が入って届きます。
まとめ
以上、アングルファインダーについて書いてきましたが、アングルファインダーは色んな体勢で撮影出来て大変便利なのですが、手持ちだとカメラを手先だけで持つようになる事が多いため、ブレなどには気をつけなければいけません。まぁ三脚などを使って固定するのが一番ですけどね。
コメント
僕もタイムセールになっていたので衝動買いしてしまいました!所持しているのはD5600でバリアングルがついているのですが、ファインダーを覗きながら撮りたいと思い買ってみました。バリアングルはタッチパネルも使えて便利なのですが、外では見にくいしバッテリーの消費も激しいですからね。
はっしーさん コメントありがとうございます。
NEEWERの製品はタイムセールで安くなることが多いので、待ってみるのも手ですよね。同じ中華製でもNEEWERの製品は作りが良いと思うのでおすすめです。何と言っても価格の安さが魅力ですよね!純正は高い・・・。
私もバリアングルなどのライブビューで撮るのはあまり好きじゃないです。やはりファインダーを覗いてしっかり撮りたいです。
このファインダーを使って色んな撮影に挑戦してみてください!
NEEWER 1x-2x アングルファインダーをcanon EOS50Dに装着できますか?ご教示ください・
前田信良さん コメントありがとうございます。
canon EOS50Dを所持してないので確実ではないですが、キャノン用として18mmと22mmが入っているため装着出来ると思います。
しかし、人によって入っている物が違ったというレビューもあるため、絶対とは言えないのがこの手の商品だったりします。純正に比べて格段に安いため、その辺は割り切って購入するしかないと思います。